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【相談】看護師です。どうしたらミスを減らせますか?【回答:簡単です】

ご相談

木本さん(看護師・20代)

お世話になります。
看護師3年目で、急性期で働いてます。

私はよくミスをします。
小さなミスから、ヒヤッとする事まで。
そのたびに報告書を書きます。

私は棟内で一番多くのレポートを書いており、人事評価は最低でした。

先輩達はミスが全くなく、淡々と業務しています。
私もそうなりたいです。

でもミスを意識するほど、ミスをしてしまいます。

ミスが怖いです。
怖くてしかたありません。
手が震えます。

どうしたらミスを減らせるのでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。



回答

三浦(看護師・30代)

こんにちわ。
三浦と申します。

看護師にとってミスは、致命傷でもあり、本当に怖いですよね。
お気持ちよくわかります。


ご相談の「ミスを減らすにはどうしたら?」について。

答えは簡単です。
隠せばいいのです。

たぶん先輩達もそうしていますよ。

ミスをしない人間はいません。
ミスが無いのは、報告していないか、仕事をしていないかのどちらかです。


おそらくですが、病院側もそれを期待していませんか?

例えば東京の医大の話ですが、ヒヤリハット改善に定評のある師長がクビになり、問題になった事がありました。
クビの理由は「ミスの報告が多すぎるから」。

管理者なら、臭い物には蓋をしろということです。
ワザワザふたを開けるなと。


場所は変わりますが、教育現場でも同様の現象が起きています。
イジメがあれば、その担任や学校が処罰されます。
先生達は「いじめ」を隠そうとします。
その結果として、教育委員会の目標である「いじめゼロ」に近づいています。

待機児童問題も同じです。
横浜市は「待機児童ゼロ」を達成しましたが、実際は「保留児童」という言葉を作り、見せかけ上「待機児童」をゼロにしただけでした。

治験も同じです。
予想通りの結果が出なければ、その治験者を除外したらいいのです。
「薬を飲んでいなかった」「吐いた」「他の薬も兼用した」と言わせればいいだけなので、ちょっと圧力をかければ(謝礼を払わない等)簡単です。


もちろんこれらは氷山の一部です。
社会全体では、もっと沢山のミスが隠されています。


しかしながら。

ミスを隠す人達が、ダメな訳ではありません。
ミスが評価基準になる以上、隠したくなるのは人間として当然の心理だからです。

あなたの先輩達が上手にミスを隠しているのは、合理的な行動の結果です。
そうした行動をさせてしまう、病院の評価システムを責めるべきです。


そんな環境で、正直に報告しているあなたは本当に素晴らしいと思います。

これは皮肉ではなく本心でそう思います(^^)
なかなかできる事ではありません。

でもそんなあなたが責められ、不利益を被っているのは、私としても辛いです…。


「ミスを減らすにはどうしたら?」のもう一つの回答として。

転職しましょう。

あなたはいずれミスを隠すようになります(よほど強い心を持っていない限り)

そうなる前に、ミスを正しく報告できる環境で働くべきです。
そうした病院は、探せばいくらでもあります。
ミスに過剰なペナルティがなく、ヒヤリハットを正しく共有できるような。


ミスを責められるなら、ミスを隠しましょう。
みんなそうしています。
「郷に入れば郷に従え」です。

それが嫌なら転職しましょう。
ミスに寛容な病院で働きましょう。

自分の看護観に合った病院で働くのが、幸せになるコツなんだと思います。

では(^^)