こんにちわ。アラサー看護師のサトエミです。
このたびご報告があります。
実は急ですが、転職をいたしました…。
というのも働いていたクリニックが、コロナの影響で患者さん激減し、ほぼクビ同然の退職になったからです(解雇)
この2か月ほどで起こった出来事ですが、詳細を書いてみたいと思います。
クリニックのコロナショック
2020年の2月はほぼ平常通りでした。若干、診察に来る患者さんが減ったかな？くらいでした。
ちなみにクリニックは、高齢者の通院者ばかり。
薬を貰いに来て、世間話するだけみたいな。
でも2月末に学校の一斉休校が発表され激変。
一気に患者さんが減りました。
その時はまだ5割ほど減ったくらいだったのですが(それでも経営的には大打撃だったそうです)、テレビがコロナ一色になり、日を追うごとに患者さんは減り続け、緊急事態宣言で9割減という…。
来院者は1日3人～10人ほど。
あんなににぎわっていた待合室に、全く人のいない時間ばかりとなりました。
まさかこんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
開院してまだ数年のクリニックです。
借金返済もまだ10年近くあるはず。
看護師3名、事務スタッフ3名。
4月初旬。
「急で申し訳ないが、5月以降の給料が払えない」と院長から話がありました。
一時的な業務縮小も考えたそうですが「影響が年単位で続きそうだ」という状況になり、休業を決意したと。
(当面は院長一人で回すそうです)
つまりはクビです…。
「また開院するときは、声をかける」とはいっていましたが、それがいつになるかは完全に不透明な状況。
看護師、事務スタッフみんな意気消沈。
でもこうなるのはみんな噂していました。
誰が悪いわけでもない、どうにもならない事態ですから。
最後は送別会もできず。
それでも退職金ということで、2か月分のお給料を補てんしていただけたのは、院長の誠意を感じました。
一番大変なのは院長自身ですからね…。
しかし。
このご時世、転職先はあるのか？という不安が…。
いくつかの病院に問い合わせてみましたが「この時期に面接はできない」とお断りが続き…。
それでも転職サイト経由で打診してみると、ビデオ面接で、ようやく内定を貰えた感じです。
現状の転職市場
小さなクリニックは、どこも採用を控えています。外来に人が来ないですからね…。
採用しているのは、コロナ診察をしている所ばかり。
一度、そのクリニックを見に行きました。
スタッフはみんな防護服。
事前に電話で予約して、玄関先で検温して、テント内で診察していました。
ただ予約なしで来る人が結構いるようで、もめている場面も。
ちょっと怖い…。
逆に大きな病院では看護師不足のようです。
都市部ほど医療崩壊に近く、切迫しているのだとか。
中途採用者は、コロナ関係に回される条件も多かったです。
それでも外来やクリニック系の看護師が余っているご時世なので、転職希望者は多いのだとか(転職サイトの方の話)
転職時期について
できればコロナが落ち着いた頃がベストだと思います。でも収束まで何年もかかる、という見解が主流だそうで。
東京オリンピック開催の可能性はかなり低くなっているのだとか。
ということもあり、待つのはオススメできないかなと。
貯金に余裕がある方はよいですが。
でも今すぐの転職もあまりお勧めできず。
コロナ関係で職を失った看護師が沢山いる時期ですから。
ライバル沢山です。
一番良いのは、失業保険を貰いつつ、仕事を探すパターンかなと。
私は1ヶ月で転職先が決まりました。
失業保険は、再雇用手当として40万円ほど頂けました。
今は面接がネック(感染対策として)なので、転職サイト経由でビデオ面接が有利だと思います。
その他
子育て看護師が多い職場は、避けたほうが良さそうです。学校が休校になっており、シフトがメチャクチャになっている所も多いようで。
「採用されてもその後に子育て看護師が戻ってきたら、私はどうなりますか？」という質問を面接中にしてみましたが、ハッキリとした答えは貰えませんでした。
一時しのぎ的な採用なようです。
そこは不安過ぎてお断りしましたが。
小児関係もかなり壊滅的なようです。
外来に限った話ですが、予約の9割はキャンセルだそうで。
保健師を狙っている人は、今がチャンスだと思います。
ムチャクチャ忙しいみたいですが(電話が鳴り止まないそうです)、求人はかなり増えています。
小さなクリニックは雇用保険に入ってないことがあります。
コロナ関係の支援金は雇用保険が前提だったりしますので、絶対に入れる職場を選びましょう。